日本の中でも独特の文化を持つことで有名な大阪府。
そんな大阪には、難しい読み方の駅名が多く存在しています。
例えば、大阪市東淀川区に「柴島駅」という駅がありますが、この駅名、読めるでしょうか。
普通に読むと「しばじま」とか「しばしま」と読んでしまいますが、なんと「くにじま」と読むんです!
そんな読み方の難しい大阪の駅名を厳選してエリア別に紹介していきたいと思います。
今回は、大阪市内の難読駅名をピックアップしました!
大阪市内の難読駅名
大阪市は、大阪府の中心地で約270万人が住んでいます。
JRをはじめ、大阪市営地下鉄、阪神、近鉄など多くの鉄道が行き交っています。
1. 柴島駅
冒頭でも紹介しましたが、「くにじまえき」と読みます。
柴島駅は、大阪市東淀川区に存在する阪急電鉄千里線の駅です。
1日の平均乗員数が4000人台と比較的少なく、これは阪急電鉄の駅の中で2番目に少ない数字となっているようです。(2018年のデータ)
2. 御幣島駅
こちらは、「みてじまえき」と読みます。
おそらく、知らないと読むのが困難なのでは無いかと思います。
御幣島駅は、大阪市西淀川区に存在するJR東西線の駅です。
駅周辺には川が多く、「渡し船」が駅シンボルとなっています。
また、駅から1km程離れていますが、江崎グリコの本社があります。
3. 喜連瓜破駅
個人的には、大阪で最もインパクトがある駅名かなと思っています。
「きれうりわりえき」と読みます。関西圏以外の方で読めるのは、ごく少数でしょう。
こちらは、大阪市平野区に存在する大阪メトロ谷町線の駅です。
平野区の「喜連」と「瓜破」の境にあるため、この駅名となっています。
ただ、すんなりとこの駅名に決まったわけではなく、色々といざこざがあったようです。
実は、開業当初は「喜連駅」となる予定だったのですが、瓜破側の住人が猛反発。これは、駅が町境にあるというだけではなく、昔の摂津国(喜連)と河内国(瓜破)の国境にもあたることに起因していたようです。
4. 河堀口駅
こちらは、「こぼれぐちえき」と読みます。
大阪らしい特徴的な読み方の駅ですね。
河堀口駅は、大阪市阿倍野区に存在する近鉄南大阪線の駅です。
駅名の由来としては、788年に和気清麻呂が開削した堀川のことを河堀(こぼり)と言っていたのが、”こぼれ”となまったところからきています。また、この開削の開始地点付近という意味で河堀(口)と付けたそうです。
地名では、北河堀や南河堀などがありますが、こちらは(かわほり)と読みます。
5. 放出駅
「はなてんえき」と読みます。
放出は難読地名として有名で、よくメディア等に取り上げられるので、聞いたことがある方も多いかもしれません。
放出駅は、大阪市鶴見区に存在するJR片町線、おおさか東線の駅です。
地名としての放出は、鶴見区と城東区にまたがっています。
6. 十三駅
「じゅうそうえき」と読みます。
大阪中心部(大阪梅田)からも一駅という立地で、非常に利用客数が多い駅です。
阪急電鉄の主要な3路線(神戸本線、宝塚本線、京都本線)が集う結節点となっています。
十三という名の由来は、摂津国西成郡の南端を一条とし、北へ順次数えると十三条の場所に当たるという条里制に基づく説や、かつて当地に存在した中津川の渡しが淀川の上流から数えて13番目の渡しであったとする説など、諸説存在するそうです。
まとめ + YouTube動画
やはり大阪には独特な駅名が多く存在していました。
今回は大阪市だけを取り上げましたが、大阪府全体に広げるとまだまだ多くの難読駅名があります。
大阪府全体の難読駅名、または難読地名は後日アップする予定なので、お楽しみに!