日本には、政令指定都市や中核市といった大都市制度が存在します。
2021年4月時点では、政令指定都市が20市、中核市が62市存在します。
今回は、中核市の中で人口が多い上位20の市をランキング形式で発表したいと思います。
(データは2021年2月のもので統一しています。
※2021年4月より新しく中核市になった市は調査対象外です。)
中核市とは
まず、中核市とは具体的にどういった市が指定されているのかを見ていきましょう。
中核市 – Wikipedia
基本的には、政令指定都市に準ずる人口20万人を超える都市が指定されているようです。
それでは、まず20位から11位までを表で見ていきましょう。
20位 〜 11位
※市名の下は中核市に指定された年数、人口の下は前年同月と比べた人口増減数です。
順位 | 市名 | 人口 |
20 位 | 岐阜県岐阜市 (1996年) |
407,391人 (-1436) |
19 位 | 長崎県長崎市 (1997年) |
410,617人 (-4899) |
18 位 | 富山県富山市 (1996年) |
413,453人 (-1882) |
17 位 | 愛知県豊田市 (1998年) |
422,106人 (-2793) |
16 位 | 香川県高松市 (1999年) |
426,034人 (-820) |
15 位 | 千葉県柏市 (2008年) |
433,965人 (+3599) |
14 位 | 兵庫県尼崎市 (2009年) |
450,750人 (-617) |
13 位 | 石川県金沢市 (1996年) |
450,892人 (-1166) |
12 位 | 広島県福山市 (1998年) |
466,374人 (-2372) |
11 位 | 大分県大分市 (1997年) |
478,193人 (+32) |
まずは、中核市の20位〜11位でした。
太字になっている市名は県庁所在地です。大都市圏では、県庁所在地といえば政令指定都市のイメージが強いですが、地方では中核市が県庁所在地になっていることも多いようですね。
今回は、前年との人口の増減数も合わせて見ていきました。
中核市という大きな規模の都市でありながら、全体的に人口減少が目立ちます。特に地方都市では数千単位で減少が見られるところもあり、深刻な問題となっています。
では、次は気になる10位〜1位を見ていきましょう。
10位 〜 1位
10位 岡山県倉敷市
(中核市指定:2002年)
(- 679人)
9位 兵庫県西宮市
(中核市指定:2008年)
(- 199人)
8位 大阪府東大阪市
(中核市指定:2005年)
(- 2661人)
7位 愛媛県松山市
(中核市指定:2000年)
(- 1873人)
6位 栃木県宇都宮市
(中核市指定:1996年)
(- 629人)
5位 兵庫県姫路市
(中核市指定:1996年)
(- 2033人)
4位 東京都八王子市
(中核市指定:2015年)
(- 286人)
3位 埼玉県川口市
(中核市指定:2018年)
(+ 144人)
2位 鹿児島県鹿児島市
(中核市指定:1996年)
(- 944人)
1位 千葉県船橋市
(中核市指定:2003年)
(+ 1752人)
まとめ + YouTube動画
10位以内はやはり関東や関西圏の都市が目立ちました。
中核市に指定された年は2000年以降である都市が多く、比較的最近になって人口が伸びてきている都市では無いかなと思います。
10位以内の都市も全体的に人口減の傾向にあるようです。ただ、20位〜11位の都市と比較すると、まだ減少数は抑えられているのでは無いかなと感じます。
1位の船橋市は東京のベッドタウンとして非常に人気な街で、今後も人口が増えていきそうです。
今後、政令指定都市への移行もあるかもしれません。
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